子よ興(お)きて夜を視(み)よ。明星、爛たる有り。
君よ起きて夜空を見てください。明星が輝いている頃でしょう。
中国最古の詩集『詩経』鄭風より。鄭の国の民謡の一節で、素朴な夫婦のやり取りを感じさせます。
夜明けの夜空をイメージして、青墨でグラデーションを付けました。流星のように白抜きの技法を使っています。
マットには京都産の藍染。二十回以上染めたという、深い藍です。