香りにまつわる歌を、式子内親王の歌から集めました。
梅が枝の花をばよそにあくがれて 風こそかをれ春の夕闇
花はいさ そこはかとなく見渡せば 霞ぞかをる春のあけぼの
誰となく空に昔ぞ偲ばるる 花橘に風すぐる夜は
すずしやと風の便りをたづぬれば 茂みになびく野辺の小百合葉
マットには新素材のピーチスキン。二重アクリルに、ティッシュペーパー1/6の薄さの典具帖紙に書いた作品を挟んで、発色の良いピーチスキンを透かせています。
式子内親王 萱齋院 ながむ 月 加藤秀城 しあん もしほぐさ 個展 | 香り