うれしさを昔は袖につつみけり 今宵(こよひ)は身にもあまりぬるかな 読み人知らず 新勅撰集
『御文章』に蓮如上人が「古歌」として引用、解説していらっしゃいます。
嬉しさとは、阿弥陀仏様に救われる以前は袖に包めるほどのものでした。阿弥陀仏様に救われた今宵、その喜びは身に余るほどのものになっています。
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