世に経れば 物思ふとしもなけれども 月に幾たび眺めしつらむ 具平親王
この世で生きていれば、必ず物思いすると決まったわけではありませんが、月を見ると心に沁みて、今まで幾たび眺めて物思いにふけったことでしょう。
具平(ともひら)親王は後中書王(のちのちゅうしょおう)とも呼ばれます。
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