朝(あした)に看る、嶺上(りょうじょう)の雲、夕べに臥す松間の月。酔ひ起きて復(ま)た樽を開ければ、山花飛びて歇まず。
朝、嶺上の雲を眺め、夕べに松にかかる月を見ながら寝ます。酔い起きて、また酒樽を開けると、山花は散り止みません。
清の洪昇(字は昉思 ほうし) 「山居」詩。
冷銀箋を青墨で染めて、漉き込まれた銀を浮き立たせました。月のぼかし染めを施しています。
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