「うたたね」

うたたねの歌を集めました。

夢の内もうつろふ花に風吹きて しづ心なき春のうたたね

ふた声と鳴きつときかはほととぎす ころもかたしきうたたねはせん

うたたねの朝けの袖に変はるなり 馴らす扇の秋の初風

うたたねの夢や現に通ふらむ 覚めても同じ時雨をぞ聞く

50年前の白大島紬をマットに使い、小原和紙さんの雲紙に書いた作品を二重アクリルで挟み、浮かせています。