消夏   2023

両堤の楊柳、夾みて行を成し、茅亭を古野塘に架し得たり。石に倚りて書を読めば衣袂緑に。直ちに疑ふ、身は畫の中央に在るかと。

清の陳壽璐の「消夏」詞

紙にはグラスファイバーが漉き込まれています。隷書の重ね書きで影を表現しました。