燭を背にして共に憐れむ深夜の月。花を踏みては同じく惜しむ少年の春。
春の夜、燈火を背にして深夜の月を楽しもう。ある時は散り敷かれた花びらを踏んで若い時が瞬く間に過ぎていくのを共に惜しもうではないか。
白楽天「春中、盧四周諒と華陽館に同居す」詩。
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