灰を漉き込んだ、豊田市の紙作家、加納様の作品にふさわしい歌を選びました。
眺むるに慰むことはなけれども月を友にて明かす頃かな
ともすれば月すむ(澄む 住む)空にあくがるる 心の果てを知るよしもがな
あはれとも見る人あらば思はなむ月の表に宿す心を
元北面の武士であった西行は、出家後旅の中で歌を作りました。月に誰の面影を見たのか。